熊野三山協議会 世界遺産登録20周年記念シンポジウム「自然への祈りと那智大滝」(2024/7/5)
平安時代中頃から多くの皇族・貴族らが訪れた熊野三山。
なかでも那智滝を神体(飛瀧権現)とする那智山は、自然崇拝と深く関わる熊野信仰の在り方を最もよく伝えています。
特に鎌倉時代の国宝「那智瀧図」(根津美術館)は、那智滝を神格化して描いた唯一の礼拝対象の実景的垂迹美術作品で、熊野の聖性の象徴とも言える聖画です。
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の登録20周年を記念して、根津美術館での「那智瀧図」の特別展示にあわせて本シンポジウムを開催し、熊野信仰と那智滝の普遍的価値やその真髄に迫ります。
1. 開催日時
令和6年8月3日(土) 午後1時30分 ~ 午後5時30分
2.会場
東京大学本郷キャンパス 法文2号館 1番大教室 + Zoomオンライン配信(東京都文京区本郷7-3-1)
3.プログラム
■講演
- 13:40~14:25 特別講演:青柳 正規(東京大学名誉教授)
「自然崇拝そして自然への祈り」 - 14:25~15:10 記念講演:西村 幸夫(東京大学名誉教授)
「文化的景観としての世界遺産」
■報告
- 15:20~15:40 報 告 ①:山本 殖生(国際熊野学会代表役員・熊野三山協議会幹事)
「熊野三山の自然崇拝と那智大滝」 - 15:40~16:00 報 告 ②:木下 華子(東京大学大学院人文社会系研究科准教授)
「古代・中世文学に見る那智滝」 - 16:00~16:20 報 告 ③:清水 健(東京国立博物館主任研究員)
「国宝 那智瀧図の世界」
■パネルディスカッション
- 16:30~17:30 パネルディスカッション
パネリスト:青柳氏、西村氏、木下氏、清水氏、山本氏
コーディネーター:秋山 聰氏(東京大学副学長)
コメンテーター: - 上野 顯(熊野速玉大社)
- 九鬼 家隆(熊野本宮大社)
- 男成 洋三(熊野那智大社)
- 高木 亮英(那智山青岸渡寺)
4.主催
熊野三山協議会(事務局:新宮市商工観光課)5.申し込み
対面参加:申し込みは不要です。直接会場にお越しください。オンライン参加:申し込みが必要です。Googleフォームよりお申し込み下さい。
6.その他
入場料無料7.問い合わせ
熊野三山協議会事務局(新宮市商工観光課)TEL:0735-23-3333(内線3008)
Mail:syoukou@city.shingu.lg.jp
※詳細はこちら(自然への祈りと那智大滝 PDF)をご覧ください。