那智の火祭
熊野那智大社例大祭(扇祭)(那智の火祭)
この祭典は、熊野那智大社の例大祭で毎年7月14日に斎行されます。別名「扇祭」「那智の火祭」として有名です。
神代の昔から人々は「水」を万物生成の根源と尊び、神武天皇御東征のみぎり、この那智の瀧を敬仰し、神として尊び崇め、仁徳天皇5年(317)の御世に改めて那智山中腹に社殿を造営し、神々をお遷しになられました。「那智の火祭」は、この御遷宮、御鎮座をしのぶ神事であり、神霊を振い起し、万物の生成発展を祈る神事であります。
十二体の扇神輿に遷御された御神体は熊野十二所権現を表し、その扇神輿の形象は飛瀧を表します。