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熊野三山歴史講座【平成30年11月29日(木)開催】(2017/11/20)

熊野三山協議会主催の歴史講座を下記のとおり開催します。
皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます(※入場無料・申し込み不要)。

  • 日時:平成30年11月29日(木) 午後2時~午後4時
  • 場所:田辺市本宮行政局 3階 大会議室(田辺市本宮町本宮219)
  • 講師:北川 央 氏 (大阪城天守閣 館長)
  • 演題:『九鬼水軍の歴史と熊野』

講座要旨

九鬼嘉隆は志摩の海賊衆の出身で、水軍の将として織田信長に仕え、大坂(石山)本願寺との石山合戦などに活躍し、信長亡き後は豊臣秀吉に仕えて、紀州攻め、九州攻め、小田原攻めなど、秀吉の全国統一戦に活躍します。秀吉は、嘉隆が第一次朝鮮出兵(文禄の役)に際して作った巨大な安宅船に、「日本丸」の称号を与えています。嘉隆のあとを継いだ守隆は、大坂冬の陣の際、「日本丸」を凌ぐ「三国丸」を建造しました。この九鬼氏は元々紀伊国牟婁郡九鬼浦の出身と伝え、祖先はさらに熊野別当湛増に遡るとも言います。
今回の講演では、熊野以来の九鬼氏のルーツを探るとともに、九鬼嘉隆・守隆二代の活躍ぶりを紹介します。

講師略歴

北川 央 氏北川 央(きたがわ ひろし)
大阪城天守閣 館長 1961年大阪府生まれ。神戸大学大学院文学研究科終了。
1987年に大阪城天守閣学芸員となり、主任学芸員・研究主幹などを経て、2014年より館長。
この間、東京国立文化財研究所・国際日本文化研究センター・国立歴史民俗博物館・国立劇場・神戸大学・関西大学など、多くの大学・博物館・研究機関で委員・研究員・講師を歴任。
現在は全国城郭管理者協議会会長、九度山・真田ミュージアム名誉館長などを兼ねる。
織豊期政治史ならびに近世庶民信仰史、大阪地域史専攻。
著書に『大坂城と大坂の陣』、『なにわの事もゆめの又ゆめ』、『大阪城・大坂の陣・上町台地』、『大阪城ふしぎ発見ウォーク』、『神と旅する太夫さん』、『近世金毘羅信仰の展開』、『おおさか図像学』(編著)、『大和川付替えと流域環境の変遷』(共編著)、『大坂城 絵で見る日本の城づくり』(監修、第48回講談社出版文化賞)ほか多数。

【お問い合わせ先】

熊野三山協議会事務局 (新宮市商工観光課内) TEL 0735-23-3333

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